みなさん、こんにちは!
歯科衛生士として5年間務めたのちに、一般企業への転職経験がある管理人おりです!
歯科衛生士って給料安いとか離職率高いとか…不安な噂もあるよなぁ
歯科衛生士になりたい学生さん、将来のために資格をとろうと考えている社会人でこんな不安を持つ方も少なくないでしょう。
そんな方々のために、一般企業という外の世界を知ったからこそ感じる歯科衛生士という仕事について、7つのポイントを紹介します!
※あくまでも、自分自身や周りの体験も交えた個人的主観です!参考程度にどうぞ!
先に結論!歯科衛生士のお仕事はおすすめです!!
先に結論から言っちゃいます。職場さえ選べば歯科衛生士の仕事はおすすめです!
ワケあって現在、自分は歯科衛生士の仕事から離れていますが、歯科衛生士の仕事は大好きでしたし、歯科衛生士の資格をとってよかったと思っています。
※ワケについては後述。
歯科衛生士の仕事はやりがいもありましたし、歯科衛生士だということにプライドもありました。
ただし!周りの友人のなかには転職したり、そもそも歯科衛生士を辞める人もいます。
歯科衛生士という仕事はおすすめ…ですが、転職を重ねる人や辞める人がいるのも事実。
ずばり、明暗を分けるのは職場です!
分の納得のいく職場さえ選べれば、こっちのもんだと思っています。
では、歯科衛生士の就職先や給料、休みにはどんな傾向があるのか?
その傾向と対策さえ抑えておけば怖いものなしです!
①仕事先は診療所だけではない!
歯科医院以外のところにも歯科衛生士っているの?
・歯科衛生士は診療所で働く人が9割
・公務員や企業、病院など歯科衛生士の活躍の場は広がっている
=社会に求められている
歯科衛生士は診療所で働く人が9割
歯科衛生士といえば歯科診療所、歯科クリニックにいるイメージですよね。
実は、歯科衛生士の就業先の9割は「歯科診療所」となっており、他の就業先は全部合わせても1割に満たないのが現状です。
引用:厚生労働省 令和2年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概要
就業歯科衛生士・歯科技工士及び歯科技工所
公務員や企業、病院など歯科衛生士の活躍の場は広がっている
でも実は、歯科衛生士の活躍の場は近年広がりを見せています。
どんな就職先があるのか?どんな仕事内容なのか?
歯科衛生士の活躍の場をご紹介します!
歯科診療所・クリニック
皆さんがイメージしやすいのは、よく通っているかかりつけの歯医者さんにいる歯科衛生士ではないでしょうか。
歯科診療所と一口に言ってもそれぞれ特色があり、取り扱っている治療が異なります。
- 一般歯科(虫歯や歯周病の治療、入れ歯治療など)
- 小児歯科
- 口腔外科
- 矯正歯科
- 審美歯科など
一般歯科の中でも歯周病の治療に力を入れている医院や、見た目のいい入れ歯や差し歯を推している医院など、医院長の色が出やすいところが特徴です。
病院
大学病院などの大きな総合病院には歯科・口腔外科が併設していることがあります。
口腔外科のある病院では、口腔腫瘍や顎顔面外傷などの外科的処置が必要な患者様の治療や、入院患者様の口腔ケアなどを行います。
有病者の方も多いので、より全身的な知識が求められます。
公務員
実は、歯科衛生士は公務員になることもできます。働き方としては2パターンあります。
A、公立病院で歯科衛生士として働く
市立や県立病院などで歯科衛生士として働く場合、地方公務員扱いとなります。
主な仕事内容としては②病院で説明したものとほぼ同じになります。
B、行政機関で働く
保健所や保健センターでの勤務では、主に地域の方々に向けた歯やお口の健康に関する啓蒙活動を行います。
また、自治体によっては健康相談窓口の対応や、子どもの歯科検診などに立ち会うこともあり、幅広い知識が求められます。
自治体によっては歯科衛生士として一定年数以上経験していないと雇ってもらえないことも。
介護施設
入居者の口腔ケアや入れ歯の清掃、歯磨き指導、スタッフ向けに口腔ケアの方法の指導などを行います。
痛みを主張ができない利用者もおり、気づかないうちに状態が悪化していることも少なくないです。
入居者様の健康を守るためうえでも、重要な役割があります!
歯科関連企業
歯科に関わる企業では、歯科衛生士が活躍しているところも多いです。
- 歯科関連商品を扱う企業
(歯ブラシや歯科材料などを販売) - 歯科商品の卸売業者
- 歯科医院向けに事務作業を代わりに請け負う会社
- 歯科医院のコンサル会社
- 歯科医院のHPの管理を代行する会社
- 歯科衛生士向け転職会社など
歯科商品を扱う企業だけでなく、歯科医院の経営や事務に関わる企業も少しずつ増えています。
歯科衛生士専門学校、大学の先生
歯科衛生士を養成する機関で先生として働きます。
歯科に関する知識の講義、実習、進路相談などを行います。
診療所以外で働くためには
病院や公務員を志望する場合は、次のような対策が必要になるでしょう。
- 希望勤務地を広く設定する
- 診療所で働きながら、病院や公務員の求人がでるのを待つ
実際にところ、診療所以外の就業先は全部合わせても1割に満たず、狭き門なのが現状です。
診療所に比べて、病院や公務員などは元々の件数が少ないことと、福利厚生やお休みが整っていることが多いので、辞める人が少なく、結果として募集自体が少なくなっていることが予想されます。
実際いざ、病院で働きたい!公務員になろう!と思っていても、希望する土地で募集がないことも正直言うと、ざらにあります。(自分もそうでした。)
こればかりは残念ながら、運とタイミングの要素が大きいですね。
「自分がどんな歯科衛生士になりたいか?」を考えながら、就職先についても広い視野で考えていくことをオススメします!
②歯科衛生士は給料が安い!
歯科衛生士って給料が安いって言われるけど、本当なの?
・歯科衛生士の給与は他の医療系職種と比べると安い
・相場はあくまで相場。歯科衛生士の給与はピンキリ
歯科衛生士の給与は他の医療系職種と比べると安い
「歯科衛生士は給与が安い」と耳にしたことがあるかもしれません。
結論から言うと他の医療系職種に比べると、歯科衛生士の給与は安いです。
平均 | 年齢 | 年収 | 月給 | ボーナス |
歯科衛生士 | 34.9歳 | 約387万円 | 約28万円 | 約52万円 |
看護師 | 41.2歳 | 約499万円 | 約34万円 | 約85万円 |
薬剤師 | 41.1歳 | 約581万円 | 約40万円 | 約96万円 |
放射線技師 | 41.9歳 | 約547万円 | 約37万円 | 約100万円 |
看護師や他の医療職の場合は夜勤手当などの手当がつくことで手取りとしては多くなります。
さらに昇給に関しても、給料のMaxの金額が他の医療系職種に比べると低い場合が多いため、年齢とともに年収の差は開いていきます。
歯科衛生士の年収は400万円未満が6割以上
上記はあくまでも平均の話で、常勤であっても400万円未満の就業者が6割を超えています。
令和2年の「歯科衛生士の勤務実態調査報告書」によると、年収が400万円未満の歯科衛生士が約66%を占めています。
その内の約半分は年収300万円未満であると報告されています。
結論、中には400万円を超える方もいますが、相対的にみるとやはり給与としては低めだと言えます。
初任給だけ見れば他の職種と大差がない
「医療・福祉系職種の初任給の平均」と相場を比較しても、初任給の時点では他の医療・福祉系職種と大きな差はなさそうです。
医療・福祉系職種の初任給の平均
大卒 約20万円
短大卒 約19万円
高卒 約16.5万円
(出典:厚生労働省「令和3年度賃金構造基本統計調査」)
歯科衛生士が新卒で正社員として勤めた場合の初任給は18~21万※1が相場です。
4年生大学を出ている場合はこれより1~2万高いことが多いと言われています。
しかし、夜勤がないことや昇給の限度額の違いから、年齢とともに差が開くことは否めません。
相場はあくまで相場!歯科衛生士の給料は職場による!
上記の話は、あくまでも相場や平均の話です。
ここだけの話、良くも悪くも、ほんっとーに職場によります。相場より全然高いところもあれば、低いところもあります。
さらに言うと、大卒で給与が高くなるのも公務員以外は病院や診療所の采配次第なので、専門卒と変わらなかったり、変わっても5000円くらいしか変わらないこともあります。
ちなみに、自分が勤めていた病院も正直相場よりガクッと低かったです( ;∀;)(それでも5年間勤めていた理由は②休みがとりにくい!で語らせてください。)
歯科衛生士の給料の傾向
ここでこっそり、実際に自分が歯科衛生士の求人を見てきた中での歯科衛生士の給料の傾向も紹介しておきます。
もう一度言いますが、全体的に見ると、歯科衛生士の給料は低いものの、ピンからキリまであります!
地方であっても給与が高い診療所もあれば、診療所より給与が高い病院があったり…
また、給料が多少低くても福利厚生が手厚くて、仕事を続けやすい職場もあります。
その中で自分自身が納得のできる職場を見つけられるといいですね。
③歯科衛生士は休みがとりにくい!
歯科衛生士は休みにくいって聞いて不安…
- 歯科衛生士が少ない診療所の場合、休み希望は早めに相談したほうがいい
- 規模が大きいところほど、お休みを取りやすい傾向がある
これは、正直よくある話です。特に診療所。
元々、診療所は歯科衛生士の数が少ない(なんなら1人しかいないことも。)ことが多いため、歯科医の先生からすると休まれると困る!!というのが本音です。
そのため、制度としては有給休暇があるけれど取りにくかったり、なかなかひどい例では、有給を取る際に院長から事細かに用事を聞かれたり…という経験も聞きます。
(正直、コンプラにひっかかりそうな事案ですが、)診療所の場合、企業と違って相談窓口がないので、対応策が少ないのが現実です。
もちろん、理解のある職場もありますので、すべての職場が休みをとりにくいわけではありません。
特に規模が小さい職場でお休みをもらうときには、早めの相談が必要かもしれませんね。
ちなみに自分は病院に勤めていましたが、歯科衛生士の人数が多かったので比較的お休みは取りやすかったです。
給料が低めでも、長く働くことができた理由の一つですね。
お子さんがいる同僚の中には、前の職場にいたときは、子どもの具合が悪いときにも中々休めなかったために転職してきた方もいました。
長く働くために必要なのは給料の高さだけではないんだなと痛感しました。
お休みの取りやすさは、歯科衛生士の人数や診療所の規模にも左右されます。
また、自身の経験や周囲の話を聞いていると、病院や公務員は比較的お休みを取りやすいです。
病院、公務員、企業などは規模が大きいほど、コンプライアンスへの意識が高いケースが多いので、社員の権利に敏感なのかもしれませんね。
④歯科衛生士は帰りが遅い!
- 診療所の場合、帰りは遅いが、朝はゆっくりできる
- 夜勤はない
- 病院や公務員の場合、帰りは早いが、朝は早め
診療所の場合、帰りは遅いが、朝はゆっくりできる&夜勤はない
診療所の場合は勤務時間が遅いところが多いです。
仕事終わりの会社員も来られるように19~20時に閉院するところも多いので、その場合は帰りが遅くなりがちです。
また、19時までとなっていてもそこから片付けや、診療が長引くとさらに遅くなることもあります。
ただし、その分出勤時間は9:00や9:30など遅いことが多く、昼休憩が長いところもありますので、そこが良いと言う人もいますね。
自分もそうでしたが、一般企業でも繁忙期はむしろこれより遅いこともあります。
また、帰りは多少遅くとも、夜勤があることはないので、その点は他の医療系職種に比べると働きやすいかもしれません。
病院や公務員の場合、帰りは早いが、朝も早め
公務員や病院の場合は、帰りは17:00~18:00に終わることが多いですが、その分朝は診療所より早く、昼休憩も1時間ほどのことが多いです。
自分のライフスタイルに合わせて、職場を選ぶ必要がありそうですね。
⑤歯科衛生士はどこでも働ける!
歯科衛生の求人って多いの?
- 歯科衛生士の求人倍率は2.81倍!引く手あまた!
- 転勤族の妻になっても職場を見つけやすい
厚生労働省「一般職業紹介状況(令和2年12月分及び令和2年分)について」(新しいタブで開く)
歯科衛生士の令和2年度の有効求人倍率は2.81倍※2でした。
このときの全職業の有効求人倍率は1.18倍でしたので、およそ2倍以上の求人数があることが分かります。
歯科衛生士は国家資格であるとともに、需要が非常に高いため仕事を探すには困らないです!
そのため、仮に職場が合わなくても転職しやすいとも言えます。(ただし、病院や公務員となると求人数が激下がりするので、こちらに関してはタイミング次第。)
また、もしあなたの結婚相手が転勤族でも、転勤先で仕事を見つけやすいです!
実際に旦那さんが転勤族の友人は、転勤先でいつもすぐに歯科衛生士のお仕事を見つけていますね。(中には、地方のほうだと家の近くに歯科診療所がなくて、酒屋さんで仕事をしていたという転勤族妻の先輩もいたので例外もありますが。)
⑥歯科衛生士は離職率が高い!
歯科衛生士は仕事を辞める人や辞めたいという人が多いのは本当?
- 歯科衛生士の離職率が高いのは子育て時期のサポート力不足
- 妊娠・産後のサポート体制が手厚い職場を選ぶべし!
歯科衛生士の離職率が高いのは子育て時期のサポート力不足
正直にいうと辞める人は多いです。
日本には歯科衛生士の資格をもちながら、歯科衛生士として働いていない人が14万人※3もいると言われています!(自分もその1人ですが。)
特に結婚・出産を機に、辞めたり、パートになったりする人は多いです。
せっかく国家資格を持っているのに勿体ない!(←実際、自分が言われた言葉です。)
と言われながらにも、辞める理由の大きな1つは、「妊娠・子育てへのサポート力が弱い職場が多い」ことが挙げられます。
令和2年度の「歯科衛生士の勤務実態報告書」※4にて、現在、歯科衛生士として働いていない方に最後に就業していていた職場を退職した主な理由を尋ねたところ、
1位 12.4%「出産・育児」
2位 8.4%「結婚」
3位 6.3%「自分の健康」
という結果になりました。
その一方で、再就職への意向については、25~39歳の6割以上が「条件が合えば再就職したい」※4と回答しています。
(※4)参考:日本歯科衛生士会「歯科衛生士の勤務実態報告書」
つまり!辞めたくなくても、辞めざるを得なかった人がたくさんいるってことです。
歯科衛生士は立ちっぱなしや前傾姿勢が多くて、妊婦さんには大変な姿勢が多い!(本当に尊敬しかない。)
また、体調が悪いときだってあります!妊婦ですから!そんなときに理解のある職場であればいいですが、休みがちになるといい顔をしない先生も世の中には存在するわけです。
また、せっかく無事産まれても、小さいうちは体調を崩すこともしょっちゅうです。
子どもなんだから当たり前!!なのですが、歯科衛生士の少ない職場では一人抜けるだけで大きな影響があり、居づらくなって辞めてしまったり…
そもそもにして、育休がない場合もあります。
【歯科衛生士 負のデフレスパイラル】
そんなこんなで辞めます。
↓
復職したいけど帰りも遅くなるし、休みもとりにくい
子どもを育てながらフルタイムで働くのは厳しい…
↓
パートとして復帰
Or
期間が空きすぎて、スキルに自信がないから
復職しない
こんな感じで完全に負のデフレスパイラルですね。
妊娠・産後のサポート体制が手厚い職場を選ぶべし!
ただし、ある程度の人数の歯科衛生士がいて、先生も理解がある職場は妊娠中・産後のサポート体制がバッチリなことも勿論あります。
また、病院や公務員に関してはこのあたりの福利厚生が充実しているところが多いです。
実際、自分が働いていた職場でも毎年のように誰かが産休で休み、なんなら2人ほぼ同時に産休に入っていた時期もあります。
子育てするなら、お母さんも周りもあたたかい気持ちでいたいですよね。
将来的に結婚や子どもを考えている方は、育休制度や他の福利厚生など子育てに対して理解のある就職先を見つけられるといいですね。
⑦せっかくなら大学に行っておこう!
歯科衛生士になるには専門学校、短大、大学のどれがいいの?
歯科衛生士になるには専門学校・短期大学・4年制大学の3つのルートがあります。
迷っているなら、4年制大学がいい!!と自分は自信をもってオススメします。
- 大学に行こう!
- ダブルライセンスをとれるところも!
- 将来つぶしがきく!
- 高度な専門教育を受けられる
- 給与が高くなる
大学をおすすめする詳しい理由については、当ブログ記事「歯科衛生士になるには?大卒歯科衛生士が大学をすすめる8つの特徴」をご覧ください。
おすすめポイント1:ダブルライセンスがとれる!
これは進む大学によりますが、歯科衛生士とは別にもう一つ資格を取れるところが多いです。
例でいうと、養護教諭一種免許状、社会福祉士などです。ダブルライセンスを持っておくことで、視野と就職先の幅が広がります!
おすすめポイント2:つぶしがきく!
大卒なので、学位として「学士」を持っていることになります。
正直、歯科衛生士としてずっと食べていくならそんなに関係ないけど、他職種へ転職したいときには絶対大卒のほうがいいです!
これは自分自身が他職種へ転職した実体験から言えますが、一般企業は受ける必須条件に大卒以上のところがまあ、多い!
ちなみに自分も大卒でしたが、それでも職歴が歯科衛生士しかなかったので、書類選考でまー落ちる落ちる。(笑)
最終的に受かったところは、大学を出ていたことと、大学時代に歯科だけでなく、福祉の分野を勉強していたことが確実に評価されたと感じました。
もちろん、世の中学歴だけではないですが、気になった企業があっても、大卒でないからと、フィールドにすら立たせてもらえないというのは悔しいと思います。
今は歯科衛生士以外の仕事には全く興味がないかもしれません。
でも、人生はいつ、どんなときにやりたいことが見つかるか分かりません。
その「いつか」がきた時に自分を助けてくれるかもしれないのが学歴です。
おすすめポイント3:高度な専門教育が受けられる!
特に歯学科(歯医者になる学科)が併設された大学だとその界隈で有名な教授の授業が受けられますし、大学病院での実習では高度な先進医療を見ることもあります。
のちに専門学校を卒業した同僚に聞いてみると、専門学校ではなかった講義や実習が大学では多かったことを実感しました。
おすすめポイント4:給料が高くなる
これは勤め先によりますが、大卒扱いだと1~2万ほど高いところもあります。
特に病院や公務員は、最終学歴が顕著に給料の差に出ます。
ただし、一般診療所だと給料も先生次第なので、変わらないか気持ち程度の場合もあります。
まとめ
元・歯科衛生士の目線から歯科衛生士の仕事ポイントを紹介させてもらいました。
なんなら、デメリットと捉えられるポイントのほうが多いかもしれません。
読んでみて、前向きになった方、躊躇してしまう方、色々いらっしゃると思います。
それでも、デメリットにも対応策があることを学んだことで、いくらか不安は解消されたのではないかと思います。
ここでもう一度、言わせてください。
自分は、歯科衛生士になってよかったと思っています!!
日本歯科衛生士学会が発表した「歯科衛生士の勤務実態報告書」※5でも、「歯科衛生士の仕事が好きですか?」の質問に対して、「非常にそう思う」が30.0%、「まあそう思う」が50.1%とおよそ8割が歯科衛生士の仕事が好きだと回答しています。
この結果からも、歯科衛生士という仕事に誇りや、やりがいを持つ方がたくさんいることも分かります。
(※5)参考:日本歯科衛生士会「歯科衛生士の勤務実態報告書」
今回このページを見てくれたあなたはきっと何かの理由で、歯科衛生士という職業に興味を持ってくれている方だと思います。
だからこそ、あえてデメリットとも取れる意見も紹介しました。こんな現実もあると知ってほしかったからです。
しかし!安心してください。本当に職場次第でデメリットは払拭されます。
大切なことは、「自分が何を大切にしたいのか」を軸に、職場を選ぶことだと思います。
知識や技術、自分の時間、人との交流、お金、安定、自分が大切だと思えるものならなんでもいいです。
自分が大切だと思うものさえ守れれば、人はデメリットをデメリットだとは思わなくなります。
大切な部分さえブレなければ、自分のいくべき職場に出会えると思います。
どうかみなさんが自分の進みたい方向を見つけられますように